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「脳出血から私を救ってくれたのはブーツだった」の話

「レ ボットゥ ドゥ ノリ LES BOTTES DE NORI 」
CEO 小池典子


身体障がい者、
歩行困難な方々の現状

今日では、生活にかかわる価値観の変化や、ライフスタイルの多様化に拍車がかかっています。それは健常者だけでなく、身体障がい者や歩行困難な方々も然りと思います。しかし、一旦、身体障がい、歩行困難な方々のような身体的に不自由な状態なってしまうと環境は著しく異なります。
私はある日、突然、脳出血により、身体障がい者になってしまいました。右半身麻痺、失語症も併発していました。当時は本当に精神的にも肉体的にもこれ以上の不幸はないと思われる程、究極的にどん底でした。当時家族は主治医から「おそらく寝たきりの生活になるだろう。せいぜい車イスによる移動ができたら・・・」と言われ、この現実を受けとめる覚悟を求められたと聞いています。1年間という長い入院生活を経て、両親と生活することになりました。しかし、必死のリハビリを経て、安定期になり、余裕も出てきた頃、普通の生活に戻った私は身体障がい者になる前とは違う環境のギャップに戸惑い、苦しめられました。たとえば生活のもとになる靴についてみると、健常者のマーケティングはかなり進化しています。
性別×年齢×価値観×ライフスタイルなど多岐にわたる選択肢が提供されています。しかし、身体障がい者になったとたん、一切の選択肢はなくなります。私が身体障がい者になった頃は、特に靴類は基本的にマーケティングでは当然である性別の選択肢もありませんでした。ましてや年齢もなく、もちろん、価値観やライフスタイルを想定しているような靴類など存在するはずもありませんでした。食事に行きたいと思っても、当時は既製品の靴類は食事に行けるような靴ではなく、せいぜいご近所に履いていくのが精一杯の布製か合成革の靴しかありませんでした。身体障がい者になった途端、多くの選択肢を失うことだと私は初めて気づきました。何よりも着たい服が着られない、履きたい靴類が履けないということは女性にとって行動を制限することとなるはずです。特に安定期の身体障がい者にとって、外に出て行動したくなるような靴、ブーツの存在は本当に大きいものです。ところが身体障がい者になった人の価値観やライフスタイルは一様に考えられていると初めて気付きました。身体障がい者になったのだから、もう食事、旅行、華やかな場所に行くことはないだろうと。私は身体障がい者になった途端、今まで本当に大事にしてきた自身の価値観、自身のライフスタイルを堅持することを諦めることしかないということを悟ったのです。私はこうして身体障がい者が真の身体障がい者になっていくのを感じました。

ブーツ、靴は、
「行動する」事の象徴

実は私は、ブーツがあるから、今の私があると思っています。
ブーツ、靴は、行動する事の象徴です。
私はインターネットで装具装着用の本革製ブーツを探しましたが、存在しませんでした。私は右半身麻
痺なので、右足に装具を装着しています。その為、右足と左足の大きさが異なるのです。何度も何度もインターネットで探したことを今でも覚えています。本当に切実な悩みだったので、義肢装具研究所の装具士に依頼し、私の装具にサイズが合う手創りブーツを私が考案し作って頂きました。そのブーツを履いたことで、スカートも履けるようになりました。ブーツだけではなく、ファッションも変わったのです。この事は、どれだけ病気の後遺症に悩み失意のどん底にいた私を救ってくれた事か……。私は本当に靴好きだったので前の自分に戻ったような気持ちになり、やっと前向きな笑顔を取り戻しました。リハビリに、交友に行動的になり、今までの世界とは違う世界を体感しました。

私の自由と自立の象徴、
クロエ

自身が考案したブーツを履いたことで自由と自立を得られました。自身が履きたいブーツを製作し、自分で選択肢をつくった自由、ブーツを履いて生き生きと行動することで得た自由
、行動して元気になった自由と自立。もちろん、私とは違う価値観、ライフスタイルを持った身体障がい者も多いと思いますが、私はそういう価値観、ライフスタイルを持つ方々にも選択肢の一つとして提供して行きたいと思っております。実は私は身体障がい者になってから、愛犬クロエ(仏語 CHLOE フランス人が女の子に付けるポピュラーな名前、全盛という意味もあり)を飼いました。人に支えて頂くばかりの生活ではなく、助けて頂く方々にも、クロエに対しても自身が出来ることをして行きたいと思ったのです。当時は身体障がい者の私が犬を飼うことに強い反発を受けました。しかし、私はなんとかできそうなことで自身が熱望することには挑戦して行きたいと思っております。いまやクロエは私にとって自由と自立の象徴のような存在になっています。
私自身がそうであるように身体障がい者や歩行困難な方々に自由と自立のお手伝いするレ ボットゥ ドゥ ノリ事業も然りです。


「レ ボットゥ ドゥ ノリ
LES BOTTES DE NORI」

米国からもたらされたユニバーサルデザインという概念は「健常者にも、身体障がい者にも優しいデザインの商品」です。機能的ユニバーサルデザインブーツを提供する会社、「レ ボットゥ ドゥ ノリLES BOTTES DE NORI 」は、私の様に身体障がいがある方々、歩行困難な方々に手創りブーツを提供して行きます。
身体障がい者や歩行困難な方々にライフスタイルや価値観に真摯に目を向けた1ブランドとして活動して行きます。
レ ボットゥ ドゥ ノリは義肢装具研究所の装具士がお客様の足のサイズを計測し、歩き方を観察してインソールなどの付属品を判断し、自分のサイズに合う、快適なブーツを提供します。高い機能性を追求し、洗練されたデザイン性を併せ持ったブーツです。装具を装着する為、スカートを履けなかった方々にも、健常者でもむくみやすい足の方々にも対応するブーツです。
身体障がい者、歩行困難な方々に本当に心身とも元気になり、勇気を持って、行動して頂くことがレ ボットゥ ドゥ ノリの切実なる願いです。


レ ボットゥ ドゥ ノリ 東京都港区六本木3-7-1-820 THE ROPPON TOKYO SURERIOR RESIDENCE
nk.lesbottes@gmail.com

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